青

香川真司が大好きな友人がある日「ワールドカップ予選のチケットが取れた！！」と大興奮。
「君も行くかい？」と誘ってもらえたので、私もW杯アジア2次予選カンボジア戦を観戦出来ることになりました。
だけどもわたくし、にわかもいいとこ、言ってしまえばただのミーハー。
ユニフォームやタオル等の応援グッズはなに1つ持ち合わせておらず。
ユニフォーム姿のサポーターで埋め尽くされるであろう座席に、ただのTシャツで紛れ込んでも大丈夫なものか、非国民的扱いを受けるのではなかろうかと心配で心配で...。
手持ちの無地の青Tシャツを着て風景と同化を狙うか、いやでもユニフォームに寄せにいってるのがバレバレすぎて逆に恥ずかしくないかなどと色々悩んだ末、目立たない色味のTシャツを着て、せめてタオルだけ青色のものを持って行こうと、ポカリスエットのロゴが入った青色タオルを持参する事にいたしました。

当日はじんわり汗ばむ陽気。試合会場である埼玉スタジアム付近に着くと、私はここぞとばかりにタオルを取り出し友人に言いました。
「せめてタオルだけでも青色をと思って、ポカリのタオルを持ってきたよ！」
すると、ユニフォームと公式タオルに身を包み戦闘態勢万端の友人は言いました。

「ワールドカップ公式飲料はアクエリアスだよっっ！！」

なあ～にぃ～？やっちまったなぁ的展開。
惜しい王選手権があったら優勝しちゃうんじゃないのってくらい惜しいミス。
取り出したポカリタオルがこの会場では猛烈に恥ずかしいタオルに早変わり。

しかしここで一筋の希望が。
スタジアムの入場口で配布された袋をのぞくと、カンボジア戦の日付が入った青色タオルが入っているじゃありませんか。
「た、助かった…」
早速そのタオルを肩にかけ、心の底から安堵したのでした。

実際のところ、私が座った３階席は、私服の方もそれなりにちらほらいて、私が心配していたような事はなく安心して応援を楽しめました。(※１階席のサポーターはほぼユニフォームだったけど…)

ということで！

生の試合はやはり熱気がすごく、サポーター達のアツい応援も素晴らしかったです。
とっても貴重な体験になりました。勝ってよかった！
(毎度お馴染み、雑な締め方でござ～い)




～あとがき～
青色っていうより水色だったよね…